地域の縁がわ事業とは
1.目的
地域密着型特別養護老人ホーム西城園を核として、地域の高齢者の方々が、地域住民や行政、ボランティア等と力を合わせて、それぞれのもてる知識や経験を可能な範囲で活かして、いつまでも元気に生きがいを持って、地域社会に貢献できる社会をつくることを目的として、「西城園地域の縁がわ交流事業」を実施します。
2.趣意書
長寿社会を生きる現代においては、「核家族化・少子化・高齢化・人口減少・地域の過疎化」などによって社会の効率化が進み、昭和の時代にあった地域のむすびつきや「もやい」などといった伝統的な日本人の心が随分と薄れてまいりました。
時代の流れとはいえ、古き良き時代に在った沢山の「大切なもの」を次世代に語り継ぐことは、今を生きる私たちの責任ではないでしょうか。
西城園では「伝統的な日本人の心を育む令和の時代」となるように、」熊本県のrf支援を受け地域の縁がわ交流事業に取り組むこととしました。
これまでの介護認定制度や施設利用型の制度を超えて、高齢者の「元気や生きが
い」を学び支える地域社会となるよう、経験豊かな地域住民の皆様の参画のもと地域密着型特別養護老人ホーム「西城園」との連携によって持続可能な地域社会の実現に向け、職員一丸となって頑張ってまいります。
趣旨ご理解の上、多くの地域の皆様の参加をお待ちしています。
実施事業概要
○青空劇場交流会
新型コロナ感染症拡大を受け、屋外での交流事業に限定して実施。関係者及び来場者には、手指消毒、検温、マスク着用、ソーシャルデスタンスなどの感染防止対策を十分にとって、交流事業を実施した。
①青空歌声喫茶
西城園玄関前に簡易ステージを設置して、地元で活躍するアマチュアアーティストによる昭和の懐かしい歌謡曲等の演奏を実施。来場者には、マスクを着用して心の中で楽しんでもらいました。
地元網田地域を特集した新聞記事や写真の掲示を行うとともに、大関正代関から頂いた「お米」を来場者におすそ分けを行いました。
②焼き芋会
デイサービスで収穫したサツマイモを提供してもらい、裏庭で焼き芋にして、地域の方々 と一緒に楽しみました。
③門松づくり
迎春準備として、地域の方々による門松づくりを実施しました
○縁がわ交流フォーラム
デイサービスホールにおいて、無観客で実施。
地域の代表者4名によるパネルディスカッション及び西城園村一座による芝居劇(「昔はよかったなあ」)のビデオ放映を実施。昭和時代の写真や新聞のパネル掲示の前で、4人のパネラーから、昭和時代の「縁がわ」を通した地域交流、つながり、おもいやりなどの思い出を語ってもらうとともに、西城園での「地域の縁がわ交流事業」に対する評価と今後の事業展開への期待を語ってもらった。
▶令和元年度
○R1.10.20:昭和レトロ館開設
「西城園祭」に併せて、西城園ホールに熊本県・宇土市の昭和時代の懐かしい縁側風景や街並みなどの写真を掲示。
併せて、紙芝居やフラフープなどの懐かしい遊びの実演と綿菓子の実演配布を行った。
○R1.11.21:縁がわ交流事業研修会
縁がわ交流事業に対する共通認識を高めるために、法人役員、職員、地域の 方々の参加による研修会を実施。
講師:元熊本県福祉生活部長 森枝氏
○R1.12.25:迎春準備共同作業
門松づくりや餅つき会など古き良き時代に共同で行った迎春準備を地域の方々と一緒に実施。餅つき会には、地元の保育園児も参加。
○R2.1.24:鏡開き(ぜんざい会)
鏡餅などお正月のお餅を使ってぜんざい会を実施。地域の方々からも自家製の漬物等を持ち寄ってもらい、地域の独居老人の方を招待して実施。餅つき会に参加してもらった地元の保育園児も招待した。
○縁がわカフェ及び縁がわフォーラム:R2.2月
西城園を「地域の縁がわ」と位置付けて、地域の方々が気軽に立ち寄っていただける交流の場としてのカフェを西城園施設内の交流ホールに開設するとともに、次年度に向けて1年間の活動を振り返り、次年以降の展開を考えていく場としての「縁がわフォーラム」を実施予定であったが、新型コロナ感染症の拡大を受けて、やむなく中止
○その他
「買い物支援事業」:地域の独居老人の方で、車等の移動手段がない方に対して、ショッピングセンターまで送迎する買い物支援事業を実施した。
▶令和2年度
お知らせ
令和3年2月21日に交流フォーラムを無観客で実施しました。
令和3年2月21日に西城園地域の縁がわ交流事業の集大成としての「交流フォーラム」を無観客で実施しました。
詳細は、別添フォーラム概要版のとおりです。
参加いただいたパネラーの方に感謝申し上げます。
ボランティアお問い合わせ
特別養護老人ホーム西城園
熊本県宇土市下網田町1905
電話番号:0964-27-0555 ファックス:0964-27-0666